CASE 13 カプセルコーヒーを製造販売するオランダ企業の日本発進出を支援(販路拡大・ビジネスマッチング支援)

Euro Capsは品質の高いカプセルコーヒーを製造し、ヨーロッパやアメリカの市場で成功をおさめ急成長しているオランダの企業です。同社は、活躍の場を東京にも広げるため、ビジネスコンシェル東京(BDCT)の販路開拓支援やビジネスマッチング支援を受け、東京での事業展開の足掛かりを得ました。

Euro Caps
日本代表者 Boris Dongelmans
同社のコーヒーカプセル

照会内容

日本で事業を新規展開するにあたっての、販売拡大のための市場情報、ビジネスマッチング、イベント出展(FOODEX2017)等の支援

支援内容

  • 市場情報提供
  • 顧客候補への面会設定及び訪問販売支援
  • 契約書作成支援
  • 商品カタログ、会社概要の翻訳
  • FOODEX Japan 2017でのブース出展支援(翻訳・通訳支援、訪問客へのフォローアップ等)
同社のブース出展の様子(FOODEX Japan 2017)
(右)オランダ大使の Mr. Aart Jacobi
(左)Euro Capsの Export General Manager, Mr. Murat Turan

進出企業のコメント

☆東京は他のアジア諸国に繋がるビジネスハブ。EUとアメリカで成功したカプセルコーヒー事業を、東京でも展開していきたい。
2015年と2016年のFOODEX JAPANで手応えを感じたことから、東京でビジネスを立ち上げることを決めました。東京は活気があるビジネスハブ(センター)で、他のアジア市場にもアクセスしやすい都市です。食品業界に身を置く企業として、我々は自社のブランドと製品を日本、そして東京の国際的魅力と結びつけたいと考えています。
弊社は、EUとアメリカにおいて、大手小売業者ともに、小売業者とコーヒーロースターに向けた自社ブランドのコーヒーカプセルの開発に成功しました。東京は、このEUとアメリカでの成功を生かす絶好の場所だと思っています。
日本でも成功するためには、信頼関係と密接な協力関係の構築が必要です。
日本と東京は、日本も含めたアジアの顧客を見つける環境が整っていると感じます。
これまでのところ、東京で事業を設立するにあたっての問題にはほとんど遭遇していません。

☆BDCTからは、日本で販売・製造していくために必要な、日本のコーヒー市場や関連会社の情報を得ることができました。
弊社の製品を市場に出すにあたっては、誰が消費者なのか、どのようにコーヒーが飲まれているのか、といった日本のコーヒー市場を理解することが大切でした。同様に、自社ブランドでコーヒーカプセルを製造する者として、弊社との協業に興味を持ってくれる企業を見つけるため、日本で活発に事業をする企業や彼らの構造を理解することも重要でした。
互換性コーヒーカプセルは日本では比較的新しいトレンドとなります。弊社は、ネスプレッソとドルチェグストの互換カプセルでは世界で一番大きなシェアを持っているので、多くの顧客(代理店等)を必要としています。
そうした顧客(代理店等)を見つけるため、約20社に上るスーパーマーケットなどの小売業者への訪問に同行してもらったこと、また、顧客と関係を築くにあたっては、弊社がBDCTから受けたサポートはとても価値のあるものでした。

☆これからの事業拡大に向け、引き続きBDCTの支援を受けていきたいです。
時点では、東京での拠点は駐在員事務所のみです。ここは、我々のビジネスを成長させ、我々の企業構造を変える際に、重要な拠点になるはずです。
我々のビジネスが発展するには、日本における事業の運営手法に慣れる時間が必要です。
将来的には、自分たちで弊社の製品を輸入、販売するかもしれません。あるいは、既存の流通会社と提携を始める可能性もあります。どのケースにしても、自分たちのペースで進めていきたいと考えています。
この事業を拡大していく過程においても、BDCTからはサポートやアドバイスを受けていきたいと考えています。

☆これからBDCTを利用する方へのワンポイントアドバイス。
全ての疑問を準備し、自分の事業において何を成し遂げたいのかの具体的な考えを持って相談することで、BDCTからは、より個別具体的なサポートを受けることができると思います。

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